
りんご栽培が盛んな更級地区には名月で有名な姨捨山(おばすてやま)があります。
傾斜地に広がる棚田(段々状に造られた小さな水田)は江戸時代中頃から明治時代初期にかけて開田され、今では約2000枚の棚田が現存しています。
この棚田の保全機能や景観が評価され、平成11年に棚田として全国ではじめて国の名勝に指定、 日本の棚田百選にも認定されました。
月夜にはそれぞれの田毎に名月が浮かび上がることから、古来より「田毎の月(たごとのつき)」として人々の心を慰め、松尾芭蕉や小林一茶など多くの俳人にも詠まれた名月の里なのです。
信濃では月と仏とおらがそば
![]() 仲秋の名月に合わせ、約3日間イベントが開催され、イベント開催中、棚田のボランティアガイドや、夜間、姨捨の長楽寺付近の農道から姪石苑にかけて、道しるべが作られます。 |